摘みて来し誰が手そ知れぬ川の菜の我が濡れし袖片敷きて見つ
つみてきしたがてそしれぬかわのなのわがぬれしそでかたしきてみつ
父八宮と姉大君を相次いで亡くした失意の中君。そんな中君を少しでも慰めようと、山寺の阿闍梨が若菜を届けさせる。
中君はそんな阿闍梨の思いやりに感謝しながらも、春には親娘三人で若菜を摘んだ思い出が甦り、思わず涙する。
我が濡れし袖片敷きて見つ
この時代寝具としての布団は無く、衣のまま就寝した。衣は「そ」と言い衣手(ころもて)を袖(そで)と言う。
つみてきしたがてそしれぬかわのなのわがぬれしそでかたしきてみつ
父八宮と姉大君を相次いで亡くした失意の中君。そんな中君を少しでも慰めようと、山寺の阿闍梨が若菜を届けさせる。
中君はそんな阿闍梨の思いやりに感謝しながらも、春には親娘三人で若菜を摘んだ思い出が甦り、思わず涙する。
我が濡れし袖片敷きて見つ
この時代寝具としての布団は無く、衣のまま就寝した。衣は「そ」と言い衣手(ころもて)を袖(そで)と言う。