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源氏物語47帖 「総角」(あげまき)より 

hasihime
はらはらと憩う間も消ゆ別れなれ川雪もまう恋囚はらば

はらはらといこうまもきゆわかれなれかわゆきもまうこいとらはらば

大君
千鳥飛び及ばずか夢遠の地の乙女逝かすは世を一人閉ぢ

ちどりとびをよばずかゆめとおのちのおとめゆかすはよをひとりとぢ

起き伏しの憩いも思う何もかも担うも重い恋のしぶきを

をきふしのいこいもおもうなにもかもになうもおもいこいのしぶきを

 

薫は八の宮(光源氏の弟宮)の一の姫、大君に一目ぼれ、しかし大君はなかなか「うん」とは言ってくれない。

大君は妹の中君の行く末を案じ、妹を薫にもらってほしいと言う。

薫は一計を案じ、親友の匂宮に中君の事を伝える。

匂宮は源氏の孫にあたり、もろに源氏の好色の血を引き継いだプレイボーイ、早速中君にプロポーズするのだが、、

中々都に呼び寄せてくれない匂宮に、大君の気苦労は募るばかり。

ついには病に倒れ亡くなってしまう。

恋に不器用な薫の浅知恵で、結果大君を失い中君も匂宮のものになってしまった。

薫は失意のどん底に、、

写真は国宝源氏物語絵巻橋姫の帖。薫はこの時初めて二人の姫を垣間見る。