源氏物語53帖 「手習」より

罪科を担うも重し参る夜いましも思う何を可と見つ

つみとがをになうもおもしまいるよるいましもおもうなにをかとみつ

浮舟
生かさるる悲し絆に御世捨てず黄泉に懐きし流るる境界

いかさるるかなしきづなにみよすてずよみになつきしながるるさかい

 

宇治川に身を投げた浮舟。誰もがもう死んでしまったと悲しみの淵に居た。

しかし浮舟は奇跡的に一命をとりとめ、横川の僧都に助けられ、僧都の妹君のもとに保護されていた。

浮舟は死にきれなかった我が身を悔やみ、是非出家させてほしいと僧都に頼み込むのだが、妹君が「まだ若く美しい身で俗世を捨てることはありません」と止める。

僧都にも妹君にも浮舟は一切身の上話をせず、身元を明かさなかった。

ある日妹君が留守の間に浮舟は僧都に頼み込んで、ついに出家してしまう。

後に浮舟が薫大将の許嫁だと知った僧都は出家させたことを悔やむが後の祭りである。

 

 

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