過渡国家多大な威信メダル獲る他面思惟ないただ勝つことか
かとこっか ただいないしん めだるとる ためんしいない ただかつことか 2008/8/24
過渡国家多大な威信メダル獲る他面思惟ないただ勝つことか
かとこっか ただいないしん めだるとる ためんしいない ただかつことか 2008/8/24
白鷺の佇む刳り地震の地の稲荷草生すただ軒晒し
しらさぎの たたずむさくり なゐのちの いなりくさむす ただのきさらし 2008/6/19
徳永未来さんへ 伯父上さま逝去のお悔やみの歌
やるせなき終は見きがに介護の娘いかにか君は斎なせるや
やるせなき ついはみきがに かいごのこ いかにかきみは いつきなせるや 2008/3/13
乳の実の父や無口の父なれな父の血汲むや千々の身の父
ちちのみの ちちやむくちの ちちなれな ちちのちくむや ちぢのみのちち 2008/1/31
柞葉の傷積み果てし性の身の翳しては見つ月の端ぞ母
ははそはの きづつみはてし さがのみの かざしてはみつ つきのはぞはは 2007/12/10
春罪の問ひし仲もて来た野辺の抱きても哀し他人の見つるは
はるつみの とひしなかもて きたのべの だきてもかなし ひとのみつるは 2008/1/25
咲く日もう玉のひび割る蕾の身解るは日々のまた思ひ草
さくひもお たまのひびわる つぼみのみ ほつるわひびの またおもひぐさ 2008/1/24
新年も家いまや閉じひとりなり訪ひじと病閉門年始
しんねんも いへいまやとじ ひとりなり とひじとやまい へいもんねんし 2008/1/6
元旦今朝幸垂りきと年祝いしとど霧立ち捧げん短歌
がんたんけさ さちたりきと としいわい しとどきりたち ささげんたんか 2008 元旦
菊花の契
病れたき世の菊花見よ花や中妖しや 赤穴や汝は黄泉か月の夜来たれや
やれたき よのきっかみよ はなやなかあやしや あかなやなはよみか つきのよきたれや 2007/11/20
蛇性の淫
白足袋を野火に翳せや湯間の女の眉痩せ性に緋の帯垂らし
しらたびを のびにかざせや ゆまのめの まゆやせさがに ひのをびたらし 2007/10/17
罪咎を担うも重し参る夜今しも思う何を可と見つ
つみとがを になうもおもし まいるよる いましもおもう なにをかとみつ 2007/10/28
然れどもやはり嘆かば往くも来も悔ゆ葉陰なり早や戻れかし
しかれども やはりなげかば ゆくもくも くゆはかげなり はやもどれかし 2007/10/30
安らかなり胸のうち野分の際の慈雨の眠りなからずや
やすらかなり むねのうち のわきのきわの ぢうのねむりなからずや 2007/10/30
蟷螂も椎の木寒し手放れな果て死む先の意志朦朧と
とうろうも しいのきさむし てはなれな はてしむさきの いしもうろうと 2007/10/25
傘なくば悔いても強いる眺め雨我なる意思持て幾許な坂
かさなくば くいてもしいる ながめあめ がなるいしもて いくばくなさか 2007/9/9