有間皇子 結び松に

有間皇子に
浦風強き岩代に 皇子や思いを結ぼへる
解けぬ小枝は苦念あれ ゆふてな秘めそ散りの前 

うらかぜつよきいわしろに みこやおもゐをむすぼへる 

とけぬさえだはくねんあれ ゆふてなひめそちりのまゑ

有間皇子は若干17歳で策略に落ち刑死した悲運の皇子。

万葉集第2巻、挽歌の部の冒頭に皇子の歌二首が載る。

岩代の浜松が枝を引き結びま幸(さき)くあらばまたかへり見む

作品はこの歌を題材にした。

結局皇子はこの松の枝を解くことが出来なかった。

この有間皇子事件の経緯は「気になる歌」カテゴリーの「わが背子がい立たせりけむ 額田王の難訓歌」の中で触れているので、ご覧ください。

 

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